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中国向け越境ECのインアゴーラ、松戸に新物流拠点

2019年3月29日 (金)

拠点・施設中国の消費者向けに日本商品に特化した越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラ(東京都港区)は29日、千葉県松戸市に新たな物流拠点「インアゴーラロジスティクスセンター」を開設し、江東区の現拠点から移転すると発表した。物流施設開発の東急不動産やセンターポイント・ディベロップメント(千代田区)などが共同開発した賃貸物流施設を全棟借り受け、施設の竣工に合わせて4月1日に開業、5月からの本格稼働を目指す。

豌豆公主アプリは、中国で唯一の「日本商品特化型越境ECアプリ」として運営され、中国の消費者向けに3300ブランド、4万種類の日本商品を提供、急速に流通総額を伸ばしているている。延床面積1万6000平方メートルの物流センターへ移転することで収容力を高め、品ぞろえを増やして事業拡大につなげる。

移転先のインアゴーラロジスティクスセンターは敷地面積7900平方メートル、地上4階建て、延床面積1万6000平方メートル。センターポイント・ディベロップメント、三菱UFJリース、東急不動産の3社による合弁事業として開発され、センターポイント・ディベロップメントがアセットマネジメント(AM)業務を受託している。

建設地は都心部から20キロ圏内にあり、東京外環自動車道松戸ICから4キロ、三郷南ICから6キロと高速道路を利用しやすい立地で、国道6号線への接続性も優れる。住宅地に近く、新京成線みのり台駅から徒歩圏内(1キロ)に位置。JR常磐線松戸駅、JR武蔵野線東松戸駅からバスを利用して通勤することも可能だ。

倉庫部分は床荷重が1平方メートルあたり1階のみ2.5トン、ほかのフロアは1.5トンで柱スパンは11×10メートル、梁下天井有効高は5.5メートルと汎用性の高い仕様とした。荷物用エレベーター、カゴ車・パレット兼用垂直搬送機はそれぞれ2基設置し、貨物の上下搬送を効率的に行うことができる。

▲インアゴーラロジスティクスセンター

インアゴーラロジスティクスセンターの概要
建物名:CPD松戸II
所在地:千葉県松戸市稔台5-13番3号
用途地域:工業専用地域
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
敷地面積:7904.31平方メートル(2391坪)
延床面積:1万6053.82平方メートル(4856坪)
建物構造:鉄骨造合金メッキ鋼板ぶき4階建て
着工:2018年5月25日
竣工:2019年3月15日
監理監修:フクダ・アンド・パートナーズ
設計施工:鈴与建設
施主:松戸2ロジスティクス合同会社