ロジスティクス鴻池運輸は1日、大阪本社で入社式を行い、本社採用の総合職社員50人を前に鴻池忠彦社長が「『今日も一日の仕事に、顧客の期待を超える熱い想いを込めることができただろうか』と、日々自分自身に問いかけてほしい」などと訓示。新入社員代表に辞令を交付した。グループ全社では総合職・専門職合わせて531人が入社した。鴻池社長による訓示の要旨は次の通り。
「私たちの使命」は、KONOIKEグループが手掛ける事業の存在意義・役割を定めたものだ。私たちの仕事は、人々の安心で豊かな社会や暮らしを支える「社会の基盤」を守りながら、次の時代に合ったより便利・快適で新しいものへと進化させていくことだ。そのような仕事ができるのは、顧客や社会が求める本質をしっかりと理解し、形にしていく現場の「実践力」があるからだ。その「実践力」を生み出すのは一人ひとりの「人」の力と、顧客や仲間との「絆」の力にほかならない。
かけがえのない努力、愛情、優しさ、気配りを届ける。その結果、「あの人に頼んで良かった」「やっぱり鴻池で良かった」と感じてもらう。それは、どんなに世の中が進化しても変わることのない、大切なことだ。「今日も、一日の仕事に、顧客の期待を超える熱い想いを込めることができただろうか」。日々自分自身に問いかけてほしい。
KONOIKEグループは、品格のある会社でありたい。そのためには礼儀正しく品格のある人の集団でなければならない。昨今、大手企業の不祥事が多発しており、企業経営のガバナンスがさらに求められている。「会社のためだから、このくらいなら」などと誤った判断をしてはいけない。「嘘をつかない、人を騙さない、裏切らない」などの倫理観も大切にしてほしい。
変革を進めるKONOIKEグループの一員として、自分の明確な考えや価値観を持って、新しい風を吹き込んでほしい。そして、「私たちの使命」を実現するために一緒に挑戦していこう。鴻池忠彦社長