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キリンHD、ガバナンス強化へメルシャンを完全子会社化

2010年8月27日 (金)

産業・一般キリンホールディングスは27日、メルシャンを株式交換によって完全子会社化すると発表した。メルシャンの水産飼料事業部で5月に発覚した不適切取引を重視し、コーポレート・ガバナンスの強化が急務と判断したもの。キリンHDによる現在のメルシャン株式の保有割合は50.12%。

 

これまでは2006年に締結した戦略的業務提携に基づき、グループのマーチャンダイジング機能、生産・物流拠点など経営資源の効率化と収益性の向上に取り組んできたが、メルシャンで発覚した不適切取引が過年度決算の修正に及んだことから、経営基盤とガバナンス強化を急ぐため、完全子会社化することにした。

 

これにより、メルシャンは今後、ワイン・酒類事業を中心として早期に安定した収益・事業基盤を構築し、国内酒類事業との連携強化によりシナジーの創出と競争力の強化を図る。