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水産事業好調も営業減益

東都水産、豊洲移転で冷蔵倉庫部門苦戦

2019年5月7日 (火)

ロジスティクス東都水産が7日発表した2019年3月期連結決算は、冷蔵倉庫部門の大幅な減収が響き、売上高が0.7%減の1163.8億円、営業利益も3.2%減の13.6億円となった。

主力の水産卸売部門で増収増益を確保したものの、冷蔵倉庫部門は築地市場から豊洲市場への移転伴い、築地で運営していた東京冷凍工場を閉鎖した影響が残ったことで部門売上高が25.1%減の74.8億円、部門利益は39%減の5.8億円にとどまった。

前期は集荷・販売への機動性を確保する取り組みに注力し、子会社の「埼玉県魚市場」は新物流センターの稼働を開始。水産事業の国際化や多様化する物流ニーズへの対応を進めたが、販売経費や人件費の抑制でカバーしきれず営業減益となった。

今期は売上高1200億円、営業利益12億円、経常利益14億円、最終利益10億円を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/3/通期19/3/3Q19/3/中間19/3/1Q
売上高116,382 [-0.6%]89,552 [-1.3%]55,621 [-0.9%]27,425 [-0.3%]
営業利益1,362 [-3.1%]793 [-19.3%]388 [-28.2%]97 [-48.4%]
最終利益1,381 [41%]740 [30.9%]433 [2.8%]224 [19.7%]
売上高営業利益率1.2%0.9%0.7%0.4%