ロジスティクス近鉄エクスプレスが10日発表した2019年3月期連結決算は、航空・海上貨物の取り扱いが輸出入ともに増加し、増収増益となった。本業の儲けを示す営業利益は18.5%増(前期比)の207億円を確保した。また、東アジアでロジスティクス業務の受注を伸ばした。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)19/3/通期 | 19/3/3Q | 19/3/中間 | 19/3/1Q | |
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売上高 | 592,009 [7%] | 447,454 [9.6%] | 291,321 [11%] | 144,161 [12.8%] |
営業利益 | 20,797 [18.5%] | 15,490 [35.3%] | 8,859 [28.8%] | 4,470 [52.8%] |
最終利益 | 9,857 [40.7%] | 7,445 [81%] | 5,014 [102.9%] | 2,421 [7236.3%] |
売上高営業利益率 | 3.5% | 3.5% | 3.0% | 3.1% |
18年3月期に買収に伴う「のれん」の償却を含めた部門損益で19.8億円の損失を計上していたAPLロジスティクス部門は、販管費の抑制など利益率の改善に取り組んだ成果が現れ、22億円の黒字に転換した。
今期は売上高6200億円(4.7%増)、営業利益220億円(5.8%増)、最終利益105億円(6.5%増)を見込む。