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トーハン、和光市に新刊書籍の発送拠点

2019年5月15日 (水)

▲SGリアルティ和光

荷主出版取次大手のトーハンは、埼玉県和光市に新刊書籍の発送拠点「トーハン和光センター」を立ち上げ、5月7日から稼働を開始した。これまで、新刊の発送業務は東京都新宿区にある本社ビル内の数フロアを使用していたが、新拠点の稼働に伴い1フロアに業務を集約した。

和光センターを開設したのは、SGホールディングス傘下のSGリアルティが保有する物流施設「SGリアルティ和光」(2018年3月竣工)の3階部分1万平方メートルで、広域配送に適した利便性の高い立地を生かし、全国の書店に新刊を発送する拠点として運用する。

これにより上昇する輸送コストを吸収し、作業効率を高めて返品率の改善につなげたい考えで、トーハンの近藤敏貴社長は、稼働を目前に控えた安全祈願式で「4月から中期経営計画『REBORN』(リボーン)の一環として『本業の復活』を掲げ、マーケットイン型の流通モデル構築を目指しており、当センターはこの計画でも重要な施設だ」と述べた。

▲新刊発送ラインコンベヤ

庫内には新刊発送ラインコンベヤ、輸送方面別仕分ソーター、10トントラック23台が着車できるトラックバース、空調設備を整えた事務所、休憩室を備え、東京外環自動車道和光北IC、国道298号線、同254号線和光富士見バイパス、市道378号を利用して「都心を経由せずに首都圏と全国をつなぐ」ことができる立地も特徴。製本所・印刷会社からのアクセスに優れ、同社のほかの物流拠点とも連携しやすい。