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ホクショー新工場棟完成、マテハン需要拡大に対応

2019年5月16日 (木)

▲完成した白山工場内の新工場棟

荷主マテハンメーカーのホクショー(石川県金沢市)は16日、白山工場内で新工場棟が完成し、9月から本格的に生産稼働を開始する、と発表した。

同工場は1987年に第1工場、93年に第2工場を建設し、設計・加工・塗装・組立の一貫生産体制を確立して安定操業を続けてきたが、人手不足や労働環境の改善に向けた対応策として自動化ニーズが拡大、主力の垂直搬送機など物流システムや自動化機器の受注が好調に推移していて、今後はさらに受注が増える見通しとなったことから、第3工場を建設した。

同社の前期決算は、売上高が過去最高となる152.4億円を計上、今期(2019年7月期)はさらに上回る見込みとなっているが、組立・出荷待ち保管スペースが慢性的に不足するなど、工場の拡張がここ数年の課題となっていた。

今後は第1工場で稼働している粉体塗装自動化ライン、第2工場で稼働しているファイバーレーザー加工機を第3工場に集約し、生産能力の増強、保管スペースの拡充、リードタイムの短縮を図り、生産性を高める。

第3工場の概要
建設地:石川県白山市旭丘3-17(白山工場敷地内)
建築面積:6249平方メートル
延床面積:9149平方メートル
建屋構造:鉄骨造2階建て
主要設備:粉体塗装設備2ライン、ファイバーレーザー複合加工設備1ライン、ファイバーレーザー加工設備1ライン、垂直搬送機2基(内製)天井走行クレーン4基