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JX日鉱日石など10社、微細藻燃料開発へ協議会設立

2012年6月27日 (水)

荷主JX日鉱日石エネルギー、IHI、デンソーの3社は27日、3社が発起人となって微細藻燃料開発推進協議会を設立したと発表した。

 

微細藻燃料は、バイオマスを利用した再生可能なエネルギー資源で、運輸・物流部門のCO2削減策として期待されており、世界的に開発が進められている。

 

これまで3社は、それぞれのアライアンスによる技術開発に取り組んでいたが、「実用化には培養、油分の抽出、燃料化といった工程の技術開発の課題を解決し、一貫生産システムの構築を行うことが必要」として、産官学が連携した「オールジャパン」による取り組みとするため、協議会を設立することにしたもの。

 

協議会は27日、設立総会を開催し、民間企業10社を主体としてスタート。今後、学識経験者や関係行政のアドバイスを得ながら、微細藻燃料製造の技術開発で共通の課題抽出や解決策の検討、必要な施策の提言などを行い、2020年度までに微細藻燃料の一貫生産システムの確立を目指す。

 

■微細藻燃料開発推進協議会の概要
会長:斎藤健一郎氏(JX日鉱日石エネルギー研究開発本部研究開発企画部長)
所在地:東京都千代田区大手町二丁目6番3号(JX日鉱日石エネルギー研究開発本部研究開発企画部内)
設立日:2012年5月25日(設立総会を6月27日に実施)
活動内容:微細藻燃料の技術開発の推進、技術開発に必要な施策の提言
参画企業:JX日鉱日石エネルギー、IHI、デンソー、日立プラントテクノロジー、三菱商事、出光興産、ユーグレナ、ネオ・モルガン研究所、いであ、ヤンマー