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シンガポール航空、医薬品輸送サービスを強化

2019年6月20日 (木)

ロジスティクス シンガポール航空は、温度管理コンテナを提供するスカイセル社と3年間のリース契約を結び、時間と温度管理を徹底する医薬品向け貨物サービス「スルークール」を強化する。

スルークールは2018年9月から医薬品輸送需要の高い「チューリッヒ-シンガポール-シドニー」路線で設定しているが、6月13日からアムステルダムとホーチミンも対象に加える。これにより、アムステルダムやチューリッヒからシンガポール経由でホーチミンやシドニーへ、スルークールを利用して医薬品を輸送できるようになる。

スカイセルのスイス製コンテナは、周囲の温度にかかわらず医薬品の温度が「2〜8度」「15〜25度」に保たれるように設計されており、特許取得済みの断熱材が光を反射し熱伝導を最小限に抑えるとともに、従来より5倍多くのエネルギーを蓄えることができる。コンテナにはIoTセンサーが装備されており、データクラウドに接続して品質を確めることができる。