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横浜港の5月輸入額過去最大、サウジからの原油増加

2019年6月20日 (木)

ロジスティクス横浜税関のまとめによると、横浜港の5月の輸入額は4750億円(前年同月比14.8%増、速報値)で過去最大を記録した。原油や自動車、音響・映像機器の増加がけん引した。これまでは2018年11月の4651億円が最も大きかった。

同港の輸入額が前年同月実績を上回ったのは27か月連続。今回は「原油・粗油」が金額ベースで18年5月を91.9%上回り、数量ベースでも79.8%増と大きく伸びた。主にサウジアラビアからの輸入が増加した。「自動車」(49.4%増)は英国などから、「音響・映像機器(含部品)」(52.5%増)は主に中国からの輸入が増加した。

対する輸出は5140億円で8.8%減。「自動車」「ポンプ・遠心分離機」「自動車部品」の輸出が伸び悩んだ。自動車はドイツ向けが減少、ポンプ・遠心分離機と自動車部品はともに中国向けが伸びなかった。

差引額は390億円の黒字と、19年1月の274億円に次いで過去2番目の低水準だった。