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キユーピー、伊藤ハム米久との鉄道共同輸送で大賞

2019年7月12日 (金)

認証・表彰キユーピーはこのほど、伊藤ハム米久ホールディングスと共同活用している鉄道用冷凍コンテナを含む3つの取り組みが評価され、製・配・販連携協議会総会(フォーラム)で「サプライチェーンイノベーション大賞2019」の大賞を受賞した。

受賞対象となったのは、2018年12月から開始した鉄道用冷凍コンテナの共同活用、異業種3社による共同幹線輸送、夏期・年末年始の繁忙期における翌々日配送の実施――の3テーマ。

伊藤ハム米久ホールディングスでは、トラックドライバー不足や拘束時間問題への対策としてグループ全体でモーダルシフトを検討した結果、取り組みの”第一弾”として、キユーピーの帰り便を活用したモーダルシフトをスタートさせた。

この取り組みでは、キユーピーの関東から九州への鉄道輸送便の帰り便を利用し、共同輸送として低温度帯で伊藤ハムウエスト九州工場が製造した商品を輸送。1回あたりのトラック輸送距離が94.7%削減できたほか、CO2排出量も91%減らす効果が得られたという。「今後は鉄道を利用した常温物流や冷凍コンテナでのラウンド輸送、チルド温度帯にも挑戦していく」としている。