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11月にも柏の物流拠点に30台

ダイアモンドヘッド、GROUND開発のロボット導入

2019年7月25日 (木)

ロジスティクスファッション、アパレルEC向けサービスを手がけるダイアモンドヘッド(東京都港区)は、物流企業と共同で構築を進めているファッションEC向け物流オペレーションに、GROUND(グラウンド、江東区)が開発している「AMR」と呼ばれる自律型協働ロボットを導入する。7月25日にグラウンドと正式契約を結んだ。

AMRは既存のAGV(自動搬送車)や人追従型ロボットと異なり、センサーによって周囲環境を把握し、マップをつくりながら取得したデータをもとにロボット自身の位置も推定する「SLAM技術」とカメラ・レーザーを組み合わせ、物理的なレイアウトで使用することができる機能を搭載する。

グラウンドでは、中国のHITロボットグループとAMRの量産に向けた共同開発に取り組んでおり、製品名称はまだ決まっていないが、最初の導入企業としてダイアモンドヘッドへ納入することになった。開発では生産・販売をHITが、システム面をグラウンドが受け持っており、日本国内の企業が導入する際もグラウンドを通じて購入することになる。

ダイアモンドヘッドは賃貸物流施設「GLP柏」(千葉県柏市)の5階部分に開設する「柏物流センター」(延床面積1179坪)へ11月をメドにAMR30台を導入する計画で、同社の柴田幸一朗社長は「ECビジネスを支えるためには、グラウンドのAMRがEC、物流現場で実践的で、とても実用的なソリューションだと強く感じた」と導入を決めた理由を話している。