村田機械、米物流システムメーカーと技術･販売提携

サービス・商品村田機械は19日、スタートアップ企業で物流システムメーカーの米･アラートイノベーション社と7月4日に戦略的パートナーシップ契約を締結した、と発表した。

アラートイノベーション社は、システム化された保管棚と保管棚の内部を走行するコンテナ搬送ロボット「ボット」で構成される商品ピッキングソリューション「アルファボット」を開発した企業で、提携により村田機械は「アルファボット」に関わる技術移転を受け、日本国内で販売・設計・製造・サービスを独占的に行う権利を取得。アラートイノベーション社は村田機械が世界に展開する販売網や技術を今後の事業拡大に活用するという。

「アルファボット」は、コンテナ搬送ロボット「ボット」が高密度で商品が保管されている保管棚から自動で必要なコンテナを作業者の手元まで搬送し、ピッキング後は再び自動で保管棚に格納することから、豊富な品揃えと多数の小口注文を効率的に捌くことが求められるEC物流で活躍が見込まれる。

村田機械は、技術移転を受けて10月1日から日本の中規模・大規模配送センターに適した新しいピッキングソリューションの開発を進め、拡販を進めていくという。