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偽ブランド品、医薬品の差し止め件数が急増

2019年9月6日 (金)

ロジスティクス財務省は6日、19年度上半期(1月-6月)に全国の税関で差し止められた知的財産侵害物品の状況を公表した。

19年度の上半期の差し止め件数は1万2844件(前年同期比7.3%減)、内訳はロゴマークやブランド名を使用した商標権侵害物品いわゆる「偽ブランド品」の財布やバッグ類が1万2492件と全体の96.8%を占め、次いで偽キャラクターグッズなどの著作権侵害物品が212件(1.6%)だった。差し止め品の仕出国としては最も多いのは中国が1万752件と群を抜いて高く、全体の83.7%を占めている。

今年度は医薬品の輸入差し止め件数が337件(66.0%増)と急増していることから、国内に流入した場合は服用などで健康や安全を脅かす危険性があるとして警戒を強めている。

▲知的財産侵害物品の輸入差止実績の推移 (出所:財務省)