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日野・東邦・いすゞの少数リコール公表

2019年9月9日 (月)

行政・団体国土交通省は6日までに日野自動車、東邦(横浜市鶴見区)、いすゞ自動車の4車種を含む少数台数のリコール届け出を公表した。リコール内容に起因する事故は発生していない。

日野自動車の「デュトロ」は2019年5月6日から16日までに生産された10台が対象で、製造工程内の絶縁検査方法が不適切だったため、スターターのブラシホルダ部が絶縁不良の可能性があり、発煙の恐れがある。また同社の「レンジャー」は19年4月25日から6月11日に生産された42台が対象で、トランスミッションのギヤ位置センサー用プログラムの書き込み設備の設定が不適切なためにギヤ位置センサに温度補正値が書き込まれていないものがあり、登坂路走行などを行った際にセンサーが高温になると正しく出力できなくなり、警告灯が点灯し変速できなくなる恐れがある。

東邦のセミトレーラー「TC28H8B2」は17年1月20日から12月28日生産分の49台が対象で、第1軸の制動装置において、ブレーキチャンバーに接続されているエアホースの接続部金具とエアタンクのクリアランスが不適切で車輪が段差に乗り上げた際に接触した場合に接続金具またはブレーキチャンバのねじ込み部が破損しエアが漏れ、制動力が低下し、走行に支障を来す恐れがある。

いすゞ自動車の「エルフ」は18年1月23日から5月9日に生産された液化石油ガス(LPG)タンク架装車67台が対象で、取り付け位置の設計が不適切だったため、後部方向指示器の外側視認角が保安基準を満たしていない恐れがある。