JR貨物、コンテナ管理システム更新に30億円

調査・データJR貨物は11日、2004年から開発・導入をしているコンテナ位置情報を一元管理するTRACE（トレース）システムの更新を行うことを発表した。

トレースシステムは、コンテナの積み降ろしを行うフォークリフトに取り付けられた車載端末とコンテナ・貨車・トラックに取り付けられたIDタグから構成され、端末が作業指示とホーム上のコンテナの位置をリアルタイムで反映、IDタグを車載端末が読み取ることで正しい荷役作業を行い、作業の効率化を図る。

JR貨物ではトレースシステムから得られるシステムの操作履歴、GPSによる走行軌跡などのデータを収集し、構内のエリア割り最適化や荷役事故の原因分析、故障予防などに生かしていく計画で、30億円を投資するという。