行政・団体全日本トラック協会は、11月16日から2020年1月10日まで実施する「正しい運転・明るい輸送運動」で15の重点項目に取り組むことを発表した。
実施計画では飲酒運転の根絶、追突事故、交差点における事故防止の徹底、過労運転防止の徹底、確実な点呼の実施、(運転中の)携帯電話・スマートフォンの使用禁止の徹底、健康診断の受診の徹底――を重点項目として掲げる。
特に飲酒運転については、「トラック事業における総合安全プラン2020」で飲酒運転ゼロを目標としながらも、事業用トラック運転者による飲酒運転事故件数が増加傾向にあることを踏まえ「目標の達成はおろか、このままではトラック運送業界の社会的信頼性が失われるなどの懸念がある」と危機感を強調。
全ト協では全国の事業所に向け、計画の各項目の実施を徹底し不徹底の場合は見直しをさせることで、トラック運送業界一丸となって飲酒運転根絶を目指すと通達した。