ハーツ、台風15号被災地へ支援物資無償輸送

ロジスティクス運転手付きレンタルトラックサービス「レントラ便」を手がけるハーツ（東京都品川区）は、台風15号で被害を受けた地域への支援として、14日からレントラ便の車両で緊急支援物資の無償輸送を開始した。

14日は、停電が続く館山市西岬西公民館にブルーシート、土のう袋、ゴミ袋、ガラ袋、軍手、ロープ、ダンボール、電池、燃料式ランタン、電池式ランタン、毛布、ランタン用燃料、断熱シート――などを無償提供したほか、同社が保有する発電機、衛星電話、モバイルバッテリー、血圧計も無償貸与した。

同社は、今後も継続して無償輸送を行うとして、被災地に送る支援物資の提供を募るための「緊急支援広報係」を設置。被災した自治体や公共施設などで運送サービスを必要としている場合にも相談を受け付けるとしている。同社によると、14日時点ではブルーシートなどの需要が高いが、各自治体のホームページなどで必要とされている物資を確認して連絡してほしいという。

同社は、東日本大震災の翌日から代表の山口裕詮氏が仙台市に緊急支援物資を届けたことを皮切りに、これまで熊本地震や引越難民の支援などを無償で行ってきており、「本当に困っている人にトラックで支援することは、公共の道路で事業を行っている当社の使命」だとしている。