ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日通、印・小売大手の物流子会社に99億円投資

2019年9月24日 (火)

国際日本通運は24日までにインド物流事業者の「Future Supply Chain Solution Limited」(フューチャーサプライチェーンソリューション、FSC)と株式割当契約を締結し、586万株(60億円相当)を譲受、379万株(39億円相当)の新株を引き受けることを発表した。この契約で、同社のFSC社に対する出資持分比率は22%となる。

FSCはムンバイを拠点とする大手小売「フューチャーグループ」の物流機能を担う企業で、現在ではグループ向けの物流にとどまらず、拡大するインド物流需要を積極的に取り込み、インド有数の物流事業者となっている。

日通は2007年にM&Aによってインドに進出。物流市場の急速な拡大が期待されるインドを最も重要なエリアの一つと位置付けており、同国発着の国際フォワーディングを中心に事業を拡大してきた。インド内需拡大に合わせてさらに物流事業を強化するに当たり、事業領域での相互補完とインド内外の一貫物流サービスを提供することが両社にとって有効であると判断したことから、両社は今回の株式取得に合意したという。