ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ONE・KKE、熊本に海上コンテナ輸送研究所開設

2019年10月2日 (水)

ロジスティクスオーシャンネットワークエクスプレス(ONE、シンガポール)と構造計画研究所(KKE、東京都中野区)は2日、熊本県大津町に「次世代海上コンテナ輸送研究所」(AOCTEL)を共同事業組合として設立した、と発表した。

同研究所は、委託を受けて船のバランス・強度・荷役効率を考慮したコンテナの積み付け計画を作成し、海外の現場に積み方の指示を行うほか、荷役作業に伴う物損事故の処理・求償、コンテナ固縛資材の発注・管理などの付帯業務も行う。こうした業務をONEの220隻のうち70隻あまりで担当するという。

前身は、KKEが2014年に設立した「ライナー・プランニングセンター」で、当時は日本郵船から計画作成を受託していた。その後、2018年4月の邦船3社によるコンテナ船事業統合時に委託契約がONEに移管され、現在の姿となった。

同研究所は、「日本で唯一のコンテナ輸送に関連する技術の継承拠点として、陸上海技に関する人材の育成も担うと同時に、その技術向上や新技術の導入に取り組んでいく」としている。

AOCTELの概要
組織名:次世代海上コンテナ輸送研究所
(Advanced Ocean Container Transportation Engineering Lab)
事業開始日:2019年10月1日
所在地:熊本県菊池郡大津町室1315熊本構造計画研究所内