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郵船・長澤社長「コンテナ黒字化は苦難乗り越えた証」

2019年10月4日 (金)

ロジスティクス日本郵船は10月1日に創業134周年を迎え、同社の長澤仁志社長はグループ社員に向けて次のようにあいさつを行った。

▲日本郵船の長澤仁志社長

■日本郵船の長澤仁志社長のあいさつ(要約)
グループを取り巻く足元の事業環境は地政学的リスクなどの影響を受け複雑な状況にあるが、必要以上に悲観的にならず、「この状況に対応できるんだ」と強く信じることが大切。 創業からの歩みを振り返ってみると、先人たちが今よりも格段に厳しい事業環境を乗り越えてきた歴史があり、そのDNAは脈々と受け継がれていると信じている。

今年度の第1四半期決算は、連結ベースで64億円の経常利益、当期純利益は91億円を計上した。当然、満足できる数字ではないが、それでもコンテナ部門の黒字転換は統合後の苦難を乗り越えてきた証。自動車輸送本部においても、航路の合理化を中心とする構造改革が着実に成果に結びついており、確かな手ごたえを感じている。

今年度は船舶燃料の規制変更という大きなルール・チェンジを受けて「船を止めない」「コストインパクトを最小化する」という目標に向けて取り組んでいるが、800隻を運航する日本郵船グループにとっては、決して簡単なプロジェクトではない。最後の最後まで気を緩めずに、プロジェクトを遂行していこう。

繰り返しになるが、事業を取り巻く足元の環境は決して楽観できる状況ではない。しかし、われわれには想像を絶する困難を克服してきた強いDNA が受け継がれている。自分を信じ、仲間を信じ、新しい日本郵船グループを作っていこう。