共同紙販HD、荒川支流はん濫で子会社倉庫被害

ロジスティクス共同紙販ホールディングスは15日、物流子会社の関東流通（埼玉県戸田市）が運営する倉庫が浸水したと発表した。台風19号の影響で荒川の支流がはん濫した影響を受けて大量の水が流入したことによるもので、1階に保管していた在庫品のほか、取引先から預かっている商品が被害を受けたという。

また、荷物用の昇降設備やカッター設備、リワインダー設備、断裁機といった加工用の機械設備も浸水。荷役作業・加工業務に支障をきたしており、「機械設備は漏電の恐れがある」として、それぞれ専門業者の十分な点検作業を実施した上で段階的に稼働を開始する考え。

共同紙販HDでは「完全復旧まで協力各社の協力を得て取引先に可能な限り迅速に対応する」としている。