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法大発ベンチャーが国際物流の入札自動化サービス

2019年10月16日 (水)

▲画面イメージ(出所:リーンエナジー)

サービス・商品法政大学ビジネススクール発のベンチャー企業、リーンエナジー(東京都中央区)は16日、国際物流の入札業務を自動化するサービス「e-Bid Freight」(イービッドフレイト)を正式に公開した。

このサービスは国際物流で行われる入札を対象に、荷主とフォワーダー、船会社をマッチングし、入札業務を自動化するもので、「特定の単発出荷の輸送費」の見積もりを複数の応札者から取得するスポット案件入札、半年や1年など一定期間で定期的に発生する出荷の輸送料金の相見積もりを提示する定期案件入札――の2サービスで構成される。

クラウド上で機能するウェブサービスで、国際物流の入札支援、集計比較の自動化・精度向上、落札の効率化、マッチング、ガバナンス強化を図る。必要な計算・集計はシステム上で自動化されているため、物流担当者は結果を見て落札の判断をするだけで入札を完了させることができる。

このほか通貨の設定、ランキング表示、ベンチマーキング、一括落札といった自動化ツールが付属している。ベータ版(試用版)で行われたテストでは、入札にかかる時間を70%以上削減できた事例もあるという。

▲画面イメージ(出所:リーンエナジー)

例えば1000レーンもの入札案件に20社近いフォワーダーや船社を招待する大手荷主企業にとっては、煩雑な比較作業を大幅に省力化できるため、開発元のリーンエナジーでは、「特に定期案件入札は、荷主の煩雑な入札業務を自動化し、物流部門の働き方改革につながる画期的なサービスだ」と位置づけている。

同社がイービッドフレイトのベータ版を公開したのは2017年だが、複数回のシステム更新を経て正式版の公開時点で登録利用者数は400ユーザーに達しており、累計783プロジェクト、応札金額は合わせて800億円以上の入札で利用されている。同社は初年度の正式契約数として100件を見込んでいる。

■サービス詳細
国際物流入札支援サービスe-BidFreight(イービッドフレイト)
HP:https://www.ebidfreight.com
サービス:https://ebf.ebidfreight.com
問い合わせ先:support@ebidfreight.com
担当:ロジスティクス事業部