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日本郵船、大型LPガス運搬船「リリープロムナード」

2019年10月18日 (金)

ロジスティクス 日本郵船は17日、アストモスエネルギー(東京都千代田区)向けの大型液化石油ガス(LPガス)運搬船「リリープロムナード」の命名式を10日ジャパンマリンユナイテッド有明事業所で行ったと発表した。

同船は、日本郵船の大型LPガス運搬船で初めて硫黄酸化物(SOx)スクラバーを搭載。排気ガス中の硫黄分を低硫黄燃料油使用時と同様に減らすことができ、2020年1月から強化される国際海事機関が定めたSOx排出規制に対応する。二酸化炭素排出規制のEEDIフェーズ1を満たしており、推進力を発生させる省エネ付加物や低摩擦塗料の採用により、燃費性能向上を見込む。

アストモスエネルギーは、出光興産グループと三菱商事グループのLPガス部門が統合して発足した商社。中東、米国、カナダ西岸、豪州における石油精製やガス開発プロジェクトに付随するLPガス輸送に携わっており、成長分野として期待されるLPガス事業においては世界有数の規模を誇る。

リリープロムナードの概要
全長:230メートル
全幅:36.6メートル
型深さ:22.2メートル
貨物容積:8万3000立方メートル
総トン数:5万1000トン
造船所:ジャパンマリンユナイテッド
船籍:パナマ
竣工予定日:2019年10月30日