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JMU、ばら積み船「ドリームクローバー」引渡し

2021年8月4日 (水)

荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区)はこのほど、三重県の津事業所で建造していた次世代省エネ型ばら積み船「ドリームクローバー」を引き渡した。鉄鉱石や石炭向けのケープサイズバルカー「Gシリーズ209BC」を後継する新設計船の1番船となる。

ドリームクローバーは、従来船と同じ船体要目を維持した上で、温室効果ガス排出規制の「EEDI」(エネルギー効率設計指標)については2020年以降の契約船に適用されるのフェーズ2をクリア。また、硫黄酸化物の大気への排出を抑制する「SOxスクラバー」などの搭載により、各種の排出規制などにも対応する。

また、載貨重量を増加した一方、独自の省エネデバイスの「スーパー・ストリーム・ダクト」や「サーフ・バルブ」などにより大幅に推進性能を向上させ、燃費の削減も実現したという。

(出所:ジャパンマリンユナイテッド)

■「ドリームクローバー」の概要
主要寸法:全長299.99メートル×幅50メートル×深さ25メートル×喫水18.4メートル
載貨重量:21万2078トン
総トン数:10万8903トン
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C8.5-HSPSCR ディーゼル機関1基
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船級:NK
船籍:パナマ