ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ボルボ、自動運転トラックの事業化担う新部門

2019年10月25日 (金)

国際ボルボグループは、自動運転トラックを用いた輸送ソリューションの新部門「ボルボ・オートノーマス・ソリューションズ」を2020年1月1日付で新設する。すでに新部門の責任者を採用するプロセスに着手している。

(出所:ボルボグループ)

トラック事業を構成する自動運転トラックの専任部門を設けることで、鉱業、港湾、物流センター間輸送といった需要に適したソリューションを提供する体制を整え、自動運転技術によるソリューション開発や商品化、販売活動を加速させる。

同社グループは自動運転技術による輸送ソリューションの実証に取り組んでおり、採石場で鉱石の採掘を自動化・電動化したプロジェクトでは、作業環境の安全性を高めたほか、オペレーターのコストを40%、CO2の排出量を98%それぞれ削減。ノルウェーのブレンネイカルク鉱山では石灰岩輸送に従事している。

また「ヴェラ」と名付けた自動運転機能を持つコネクテッドEVは”最初の任務”として、物流センターからスウェーデンのヨーテボリ港ターミナルに商品を輸送する統合ソリューションの一部を形成する。

ボルボグループのマーティンルンドステッド社長兼CEOは「顧客からの問い合わせが大幅​​に増加している。自律輸送ソリューションを次のレベルに引き上げるために、新しいビジネス分野で専門知識とリソースを集め、”利益と損失”を担当することは自然なステップだ」と話している。