サービス・商品車載用カメラの企画・開発・販売を手がけるINBYTE(インバイト、東京都港区)は10月30日、前方の車、人、車線、速度制限標識などを映像解析で検出し、危険な状況を知らせてくれるカメラシステム「MOVON MDAS-9」(モボンMDAS-9)を11月11日から発売する、と発表した。
同製品は、車両のフロントガラスに取付けたカメラの映像を解析し、前方の車両、人、バイクを識別し、それぞれの対象物までの距離を計算。自車速度を元に前方車両の速度を計算し、衝突するまでの時間を算出しながら警報を発する「前方衝突警報」のほか、「車線逸脱警報」「歩行者衝突警報」「前方近接警報」「車間距離通知」「先行車発進通知」「制限速度超過通知」――の機能をもつ。
警報・通知は、音と画面で知らせるほか、オプションでバイブレーターを設置することも可能で、シートを振動させてドライバーに知らせるため、居眠り・わき見運転などにも有効とされる。
また、同製品にはドライブレコーダー機能が搭載されており、カメラの映像をそのまま記録する事ができる。通常のドライブレコーダー機能に加えて、検出した制限速度標識の情報やウインカーの有無、自車速度などの情報も記録されるため、より詳細に事故の状況を把握できるという。