日阪製作所、新工場稼働し関東の食品機器強化

国内日阪製作所傘下の旭工業（東京都青梅市）は7日、日阪製作所青梅事業所（同市）の敷地内に設けられた新工場に移転し、稼働を開始した。

▲旭工業の新工場（出所：日阪製作所）

単身世帯、共働き世帯、高齢者世帯が増加するなどライフスタイルの変化で個食化が進展し、レトルト食品やチルド総菜の消費が増加する市場環境の中、チルド総菜などの殺菌装置の製造を手がける旭工業では、装置の引き合いが急増。生産能力強化と生産性向上が課題となっていた。

新工場への移転で工場面積が倍増したことを受け、今後は「顧客の要望に応えられる生産体制」の構築に取り組む。

日阪製作所の青梅事業所では、グループ会社で食品・乳業・飲料向けのサニタリーバルブの製造、食品・乳業・飲料プラントの設計施工を行うマイクロゼロ（立川市）の工場がすでに稼働している。