ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

柿本建材(熊本)に車両停止240日・安全確保命令

2019年11月11日 (月)

行政・団体九州運輸局は8日、柿本建材(熊本県天草市)に対し3月14日・26日に一般監査を実施したところ、14項目の違反が判明したとして、11月1日付で延べ240日の車両停止命令と輸送安全確保命令を発出した、と発表した。

発表によると、同社の運行管理者に関する処分日数が120日車を超えたことから、同局は運行管理者資格者証の返納を命令。これにより、対象営業所の運行管理者の数が規定を満たさなくなるため、同局は輸送の安全確保命令書を発出した。

■違反の概要(原文ママ)
・認可を受けずに自動車車庫の位置及び収容能力を変更していた
・運転者の勤務時間及び乗務時間について、国土交通省告示の遵守が不適切であった
・乗務員に対して健康診断を受診させていなかった
・点呼を実施していなかった
・アルコール検知器を常時有効に保持していなかった
・乗務等の記録の記載事項等に不備があった
・運行記録計による記録をしていなかった
・運転者台帳を作成していなかった
・運転者に対する指導及び監督が不適切であった
・特定の運転者に対し、国土交通大臣が告示に定める特別な指導が不適切であった
・特定の運転者に対し、国土交通大臣が認定する適性診断を受診させていなかった
・事業に関する報告書の提出をしていなかった
・不正改造の車両があった
・定期点検整備が未実施であった