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三菱ロジスN、新型フォーク「統合の象徴的モデル」

2019年11月14日 (木)

サービス・商品三菱ロジスネクストは14日、同社の新川崎事業所で新型カウンターバランス型バッテリーフォークリフト「ALESIS」(アレシス)の記者発表会を開催した。

▲藤田伸二技術本部長

12日の発表でその仕様は明らかになっていたが、技術本部長の藤田伸二氏は「ニチユ・ユニキャリアの両ブランド4機種を統合し、それぞれが培ったユニークな機能を融合した」とアレシス開発の背景を説明。同社の前身で、国内初のバッテリー式フォークリフトを開発した「ニチユ」の技術と、豊富なラインナップとアタッチメントを有する「ユニキャリア」の技術をかけ合わせたという。

アレシスは、バッテリー制御にニチユ、車体に三菱重工、衝撃吸収とバッテリーメンテナンスに日産フォークリフト、前部の荷役装置にTCMの技術を活用するといった具合で、三菱ロジスネクストを構成する数多くの前身企業の技術を結集。キーテクノロジーの「多機能集中制御システム」(SiCOS)がルーツの異なる機能をまとめて制御している。担当者は「ある意味では”いいとこ取り”、企業統合の象徴的モデル。販売目標の年間8000台は、現存する4ブランドの実績から試算した現実的な数値」と話した。

▲御子神隆社長

御子神隆社長は「使う人にとってのスタンダードになるという思いを込めて、『スタンダード・オブ・ザ・ネクスト』をキーワードにした」と同製品を紹介。製品名の「アレシス」は、ラテン語で”予言の鳥”を意味する「アレス」から引用し、未来のイメージしたという。バッテリー式フォークリフトは、全体に占める割合が現在の60.8%から70%・80%と増加していくとみており、この新製品で攻勢に出る。

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三菱ロジスN、新型バッテリー式フォーク発売(19年11月12日掲載)
https://www.logi-today.com/357616