ロジスティクス商船三井は14日、韓・サムスン重工業を共同で「超大型コンテナ船向け船首風防」を開発し、独・DNVGL社から設計基本承認を取得した、と発表した。
両社が共同開発した船首風防は、船首が受ける風圧を逃がして推進力の低下を防ぐもので、東アジア―欧州航路運航時のCO2排出量が2%から4%削減できるという。
商船三井は、2015年に6700個積み中型コンテナ船「MOLマーベル」向けに船首風防を開発。就航後に2%のCO2排出削減効果を実証している。一方のサムスン重工業も自社で超大型コンテナ船向けに船首風防を開発しており、今回両社が共同開発に取り組むことで、これまでに培った知見や経験を元に船型ごとに最適な風防設計を行うことができた。