商船三井、コンテナ船取付の船首風防で2％CO2削減

環境・CSR商船三井は5月30日、東京大学など4者と共同で開発し、商船三井が運航するコンテナ船「MOL MARVEL」の船首に取り付けた風圧抵抗を低減する風防が、実際の航海上で平均2％のCO2を削減する効果が確認できたと発表した。

検証ではアジア-北米東岸航路に就航中の運航状況に関するビッグデータを蓄積し、船首風防なしの同型姉妹船2隻のデータと比較し、波浪成分の抵抗が大きいデータを排除する方法を確立して風力による性能変化だけを抽出。

これによりコンテナ船が時速17ノット（31キロ）で航行した場合、船首風防の設置によるCO2削減効果が平均2％あることがわかった。