ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

AG&P、独自デザインで注目のカンファー社に出資

2019年11月19日 (火)

M&ALNG物流を手掛けるアトランティック・ガルフ・アンド・パシフィック(AG&P)は18日、ノルウェーを拠点とするカンファーシッピング(カンファー社)に戦略的株式投資を行った、と発表した。

ノルウェーを拠点とするカンファー社は、小規模LNG海上輸送、海運ブレイクバルクソリューション、浮体式貯蔵設備のほか、LNG積み込みを手掛けるデベロッパーで、今後両社は成長中の天然ガス市場における下流分野で、LNGの利用しやすさと商業的採算性を高めていくという。

具体的には、カンファー社独自の離脱型船尾船(DSV)デザインを採用することで、悪天候の状況や厳しい海況でも河川や海岸線を容易に航行できるため、アクセスがよくない需要中心地に対する新たなLNGサービスを実現する。

AG&Pは、「LNGを新市場に持ち込むことを目標にしているが、これまではLNGのブレイクバルク輸送を求めやすいものにする能力が欠けていた。カンファー社の独自デザインは、東南アジア、カリブ海地域など新市場の可能性を開き、誕生したばかりの市場や成長中の市場におけるLNGサプライチェーンの重大な隙間を解消するものと期待している」とコメント。

カンファー社は「LNGソリューションとガス物流の世界的草分けであるAG&Pと提携できることを光栄に思う。両社が協力することでLNGインフラのコストを削減するとともに、有用性と利用しやすさを追求したソリューションを提供していく」と意気込みを語った。