荷主伯東は22日、個人住宅向け太陽光システムの販売拡大を図るため、オルテナジー(東京都小平市)と共同出資による太陽光システム販売会社を設立すると発表した。
オルテナジー社は太陽光パネルの特殊架台の技術を持ち、個人住宅向け施工実績が豊富。共同出資会社は社名を「ルーフス」とし、オルテナジー社が51%を出資する。
伯東は、太陽光パネルを住宅メーカーや施工会社向けに販売しているが、個人住宅向けの営業活動を強化することが課題となっていた。オルテナジー社は屋根に穴を開けずに太陽光パネルを設置する特殊架台の優位性で、個人住宅向けに太陽光システムの販売を行っているが、モジュールや周辺機器の安定的供給確保が課題となっていた。
そこで、両社はルーフスを設立し、伯東のパネル・周辺機器の供給能力と、オルテナジー社の個人住宅向け販売ノウハウや架台設計、施工、技術支援を通し、個人住宅向け太陽光システムの積極的なプッシュ型営業を展開することにした。
伯東は7月よりスタートした全量買取制度に伴い、需要の拡大が見込める産業向け太陽光システムの販売に注力することで、エネルギーソリューションビジネスの拡充を図る。
■合弁会社の概要
会社名:ルーフス
資本金:1000万円(出資比率:オルテナジー51%、伯東49%)
設立:8月
所在地:東京都立川市錦町2-6-5
従業員:設立時8人
販売目標:26億円(2013年度)