川崎汽船、スマホ連動型アルコール検知を搭載

ロジスティクス川崎汽船は28日、パイ・アール（大阪市中央区）が開発したスマートフォン連動型アルコール検知システムを同社管理船に搭載し、運用を開始した、と発表した。

同システムは、アルコール検知器をスマートフォンに接続し、検知器に呼気を吹き込むと、専用アプリが自動で被検者の顔写真を撮影し、検知結果と共に陸上のクラウドに送信する。クラウドは船上と陸上の管理者が常時確認できる体制になっており、アルコールを検知した場合にはアラートメールを送信することもできる。

従来は船上で検査結果を書類管理していたため、このシステムの導入により管理体制の強化と船上の業務負担軽減の効果が見込まれる。同社は11月から順次搭載を進め、2020年前半にはグループ会社が管理する全船への搭載を目指すという。