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北海道、道が運賃負担・欧州向け食品輸送実験開始

2020年1月10日 (金)

国内北海道が航空運賃を負担し、道産食品を欧州に向けて航空輸出する実証実験が10日、新千歳空港で始まった。

昨年12月に就航したフィンランド航空の「新千歳-ヘルシンキ線」の貨物スペースを道が借り上げ、輸出を希望する荷主にスペースを提供。今後も活用の可能性があるかを検証する。

10日11時35分に新千歳空港を発った初回輸送機には、伊・ミラノのバイヤー向けの味噌・醤油・海苔・シイタケ・水のほか、1月21日にフィンランド・ヘルシンキで開催する就航記念レセプションで提供する米(ななつぼし)・日本酒・ワイン・ホタテなどが積み込まれた。

実験の対象となる仕向け地は、ヘルシンキ・ミラノ・ロンドン(英)の3都市で、2月上旬まで実験が続けられる。「新千歳-ヘルシンキ線」は日本と欧州を最短・最速で結ぶ路線として、物流での活用が期待されている。