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三井倉庫、新倉庫建設費用にグリーンボンド50億円

2020年1月10日 (金)

産業・一般三井倉庫ホールディングスは10日、2021年6月に竣工予定のヘルスケア専用物流施設「関東P&MセンターII」(仮称、埼玉県加須市)の建設費用に充てる名目で、公募形式によるグリーンボンド50億円分を3月に発行する、と発表した。

▲「関東P&MセンターII」(仮称)の竣工イメージ(出所:三井倉庫HD)

同施設は、免震構造や自家発電設備などの事業継続に必要な最新設備を実装するとともに、太陽光発電や高規格のトラックバースなど、環境負荷の低減と物流業務の省力化に配慮した設計としており、同社はその建設事業を「グリーンプロジェクト」(環境改善効果のある事業)としてグリーンボンドを発行し、建設資金を調達する。

グリーンボンドとは、調達資金の使途を「グリーンプロジェクト」に限定して発行する債券のことで、物流会社が環境負荷低減に配慮した物流施設の建設資金として発行するのは国内初の事例となる。

三井倉庫HDグリーンボンドの概要
発行年限:10年以内
発行額:50億円
発行時期:2020年3月予定
資金使途:「関東P&MセンターII」(仮称)の建設費用の転貸資金
主幹事:SMBC日興証券、野村證券