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伊藤忠商事、災害対応の可搬型大容量電池を販売

2012年8月6日 (月)

メディカル伊藤忠商事は6日、電力不安、災害対策に対応した可搬型大容量電池の販売を開始すると発表した。伊藤忠が市場ニーズをもとに企画し、保護回路大手の韓国ネクスコン・テクノロジー社が開発・製造を担当した。

 

幅27cm×奥行33㎝×高さ44cmのコンパクトで可搬性の高い筐体に2.2KW時の電池容量を持ち、32インチテレビで15時間の視聴、スマートフォン・携帯電話なら140時間の充電が可能で、冷蔵庫を稼働させることもできる。

 

重量は25キログラムで、車に積載して輸送することもできるため、停電地域にこの製品を持ち込み、電力を確保するといった使い方が可能となる。

 

商品は、用途別に一般ユーザー向けと医療機関向けの2モデルを用意。医療機関向けモデルの開発には、人工呼吸器製造販売業者のアイ・エム・アイ(埼玉県越谷市)の協力を得た。これを用いることで、家電、人工呼吸器、吸引器、酸素濃縮器などの医療機器を稼働させることができる。人工呼吸器では50時間の稼働が可能。

 

大人一人で抱えて運べる大きさと重さのため、緊急時でも必要な場所に運んで使用できることから、医療機関内で停電が発生した際の運用変更などの混乱を最小限に抑えることができる。

 

伊藤忠商事は企業、コンビニ、マンションへの販売を開始、アイ・エム・アイの協力を得ながら病院・クリニックなどにも平行して販売し、今年度中に500台の販売を見込む。