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食品輸出が上期最高、米国・アジア向け伸長

2026年8月6日 (木)

調査・データ農林水産省は、1-6月の農林水産物・食品の輸出額が前年同期比10.9%増の8977億円となり、1-6月として過去最高を更新したと発表した。主要輸出先の米国、香港、台湾、中国がいずれも前年同期を上回り、日本食人気や健康志向の高まり、インバウンドによる認知度向上を背景に輸出が拡大した。

国・地域別では、米国向けが1626億円で前年同期比15.3%増となり、最大の輸出先を維持した。香港は1100億円で同3.0%増、中国は940億円で4.3%増、台湾は882億円で9.5%増だった。韓国は611億円で20.5%増、ベトナムは533億円で35.4%増と大幅な伸びを示した。欧州連合(EU)向けも573億円で同26.4%増となった。

品目別では、緑茶が482億円で83.5%増となり、最も大きな伸びを記録した。欧米やASEAN向けで、抹茶を含む粉末茶がラテやスイーツ向け原料として需要を拡大したことが要因という。水産物では、ぶりが434億円で69.0%増となり、北米や韓国向けの需要拡大に加え、生産資材価格の上昇などを背景とした単価上昇も寄与した。

物流や食品流通に関連する加工食品も好調で、ソース混合調味料は391億円で14.9%増、清涼飲料水は340億円で12.4%増となった。牛肉やりんご、米、ソース混合調味料なども1~6月として過去最高の輸出額を記録した。

一方、うなぎは日本国内でシラスウナギの漁獲量が減少した影響で46億円減少したほか、配合調製飼料はいわしの不漁による原料不足などから27億円減少した。いわしやインスタントコーヒーも前年同期を下回った。

農林水産省は、既存商流での取扱量拡大や新規商流の獲得が輸出増加につながったとしており、日本食人気や健康志向を背景に、海外市場での販路拡大が進んでいるとみている。

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