財務・人事東京汽船が12日発表した2020年3月期第3四半期決算(19年4-12月)は、消費税増税や相次ぐ自然災害により内需が低迷したうえ、東京地区でコンテナ船の入出港数が減少したこともあり、全体の売上高は90億8600万円(前年同期比6.1%減)、営業利益は2億6700万円(64.7%減)の減収減益となった。
曳船事業は、横浜川崎地区で作業対象のタンカーが増加したものの、自動車専用船・LNG船、東京地区のコンテナ船、横須賀地区のLNG船、千葉地区の大型タンカー・LNG船――の入港数減少が影響し、部門売上は67億300万円(5.1%減)。これに用船料や減価償却費の増加が加わったことで、部門利益は4億2500万円(43.5%減)となった。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/3Q | 20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | |
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売上高 | 9,086 [-6.1%] | 6,037 [-6.2%] | 2,920 [-3.7%] | 12,713 [3.5%] |
営業利益 | 267 [-64.8%] | 188 [-66%] | 29 [-85.2%] | 883 [37.8%] |
最終利益 | 242 [-72.5%] | 180 [-69.4%] | 142 [-38%] | 1,006 [65.2%] |
売上高営業利益率 | 2.9% | 3.1% | 1.0% | 6.9% |