財務・人事東京汽船が12日に発表した4-9月期決算は、主力の曳船事業で微増収だったものの、旅客船、売店・食堂事業で減収となり、全体の売上高は0.5%減少した。
曳船事業は、横浜・川崎地区で自動車専用船が増加傾向となったが、コンテナ船の入出港数の減少が続き、減収。東京地区でもコンテナ船が減少して減収となり、横須賀地区では進路警戒作業や湾口水先艇作業の減少、警戒作業などの特別作業も減り、減収となった。
一方、千葉地区では石油精製各社のタンカー入港数が回復し、作業対象船舶の大型化もあって増収。福島洋上風力発電施設への交通船の売上高も寄与し、曳船事業部門の売上高は0.9%増加した。
[東京汽船]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 6,344 | 6,373 | -0.5% |
営業利益 | 323 | 400 | -19.3% |
経常利益 | 486 | 612 | -20.7% |
当期純利益 | 467 | 435 | 7.5% |