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三井不動産、「課題解決第一に」最新機器30種を集結

2020年2月13日 (木)

サービス・商品三井不動産は13日、千葉県船橋市の「三井不動産ロジスティクスパーク・&GATE」内に、庫内作業の自動化を体験できる物流ICT機器のショールーム「MFLP ICT LABO 2.0」をオープンした。

同施設は、入庫から出庫まで人の手を介さない「フルオートメーション」の物流モデルを提案することを目的としており、さまざまな機能をもった30種類以上の最新物流ICT機器を組み合わせることでこれを実現する。来場者は最新機器を体験した上で、「MFロジソリューションズ」から庫内レイアウトの検討やコストメリットの算出などのコンサルティングを受けることができる。

「MFロジソリューションズ」は、2018年8月に三井不動産が設立した物流総合コンサルティング会社で、今回のショールームをプロデュースした。代表の春田仁氏は取材に対し「展示品を一色に染めることはしたくなかった。”いろいろなメーカーの製品を組み合わせて1つのフルオートメーションを実現する”という思いに賛同を得られた企業の製品を展示している」と、展示製品の選定基準について話した。

▲三井不動産の三木孝行常務

三井不動産の三木孝行常務執行役員は、「”営業第一”ではなく”課題解決第一”という思いでMFロジソリューションズを設立した。この施設での1次コンサルは無料とするつもりだ。施設は三井不動産の出資で建設し、出展している物流機器メーカーからは出展料を取っていない。課題解決の中で生まれてくる需要を取り込み、最終的に床を借りてもらうことにつながれば良い」と、この施設の意義を語った。

同社は「MFLP ICT LABO 2.0」を完全予約制で運用し、前身である「MFLP ICT LABO」の来場者数(250社)を超える集客を見込む。

施設の概要
所在地:千葉県船橋市市浜町2-3-1(MFLP船橋・&GATE内)
アクセス:JR京葉線「南船橋駅」から徒歩9分
規模:1階1021平方メートル、2階404平方メートル
構成:フルオートメーション展示エリア、先進機器体感エリア、コンサルティングルーム、シアタールーム
展示・体験できる主なICT関連機器
(1)三菱ロジスネクスト「オートフォーク」
(2)日本電産シンポ「AGV(S-CART)」
(3)オカムラ「オートストア」
(4)東芝インフラシステムズ「ピッキングロボ」
(5)IHI物流産業システム「シャトル&サーバー」
(6)ギークプラス「EVE」
(7)シリウスロボティクス「AMR」
(8)ニコンシステム「SAI SOON」