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ロジザード、クラウドWMSがベトナム語に対応

2020年2月21日 (金)

サービス・商品クラウドWMSを国内外で展開するロジザードは21日、主力サービス「ロジザードZERO」のベトナム語対応を20日から開始したと発表した。今回の対応により、従来の日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、英語、タイ語と合わせて6言語への対応を完了した。

ロジザードZEROはすでにベトナムで導入実績があるものの、これまでは日本語の分からない現地スタッフは英語表記で利用していた。ベトナム語対応により、現地スタッフが母国語でシステムを利用できる環境が整った。同社は「今まで以上にスムーズな導入が可能になる」としている。

同サービスはログインユーザーID単位でシステムの表示言語を自由に設定できるのが特徴で、今後、国内でも外国人採用の拡大が見込まれていることから「より多くのユーザに利用してもらえる」ことを見込む。

東南アジアでは現在、多くの日系企業がタイ、ベトナムなどでグローバルビジネスを展開しているが、日本国内で高度なシステム化を実現している企業でも、海外ではインフラ・システム人材・言語などの問題で業務のシステム化に課題を抱えていた。

また日本で採用しているシステムはコストが高く、現地メンテナンスが難しいため海外での利用は難しく、現地で新たに開発するには業務を理解したシステム人材も不足していることから、リスクの高さがネックだった。その結果、エクセルやアクセスを用いて現地スタッフの手作業に依存したアナログ運用で乗り切っている日系企業が多く存在している。

こうした状況を踏まえ、同社は「日本品質の物流システムを海外で手軽に利用」できるようにするため、クラウドWMSであるロジザードZEROの東南アジア展開を積極化。システム導入で課題となる導入支援やサポートなどの現地支援体制をタイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、台湾で日系の現地代理店とパートナー体制を構築することで整備し、日本語、現地語での導入・サポートを提供している。