ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ビズリーチのビジョナルが求荷求車から物流参入

2020年2月25日 (火)

M&Aビズリーチなどをグループ会社に持つビジョナル(東京都渋谷区)は25日、求荷求車プラットフォームを運営するトラボックス(東京都渋谷区)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。

ビジョナルは、ビズリーチを中心に人事関連のITサービスを提供しており、近年ではオープンソース脆弱性管理ツール「yamory」(ヤモリー)をリリースするなど、人事以外の領域にも進出していることから、トラボックスの子会社化で物流業界のデジタルトランスフォーメーションにも着手。これまで培ってきたIT技術とマーケティング力をトラボックスの求荷求車ビジネスに注ぎ込む。

ビジョナルの南壮一郎社長「おととしから物流業界に着目していた。国の経済インフラのような存在であるにもかかわらず、業界全体の生産性がなかなか上げられない、苦戦する姿が率直にもったいないと感じた。トラボックスの吉岡泰一郎社長を中心とする新生トラボックスの経営チームに、(不動産テックの)GAテクノロジーズでCTOを務めた石田雄一氏を加えるなど、人材やテクノロジーに積極的に投資する」

トラボックスの吉岡泰一郎社長「トラボックスは、顧客の経営課題の解決に向け、ITの力を活用し、より価値のある、革新的なサービスを提供するためには、自らが変革する必要があると考え、パートナー企業を長らく探してきた。このたび、インターネットの力で社会の課題解決を志すビジョナルの一員となることで、顧客にとってさらに有益なサービスを提供できるよう、まい進していく」