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東レ、1t超の出荷にuprの「スマートパレット」活用

2020年2月26日 (水)

▲スマートパレット

サービス・商品ユーピーアール(upr、東京都千代田区)は26日、物流の効率化・省人化に向けて東レが業界で初めてuprの「スマートパレット」を導入し、樹脂製品のパレット輸送を拡充した、と発表した。

「スマートパレット」は、uprがNTTと共同開発した「アクティブタグ」を搭載しているパレットで、最大300メートル離れた場所でもタグの電波を受信できるため、専用の受信機と組み合わせることによって、パレットの場所の把握とリアルタイムの入出庫管理が可能となる。

▲アクティブタグ、電池交換なしで10年間使用できる

これによって人手による棚卸しが不要となるほか、自動でカウントした出荷元のパレット枚数と客先からの回収枚数を出荷情報と組み合わせることで、パレットの紛失リスクを大幅に低減することができる。また、パレット輸送を活用することで、ドライバーの負担軽減と荷役時間の削減を実現できるほか、プラスチック製の同製品を活用することで出釘による破袋事故や異物混入のリスク低減も期待できるという。

東レは、1回あたりの出荷数量が1トンを超える紙袋梱包については原則「スマートパレット」を利用することを明らかにしている。

▲「スマートパレット」のイメージ(出所:upr)