国際日本郵便は9日、国際郵便に関する情報を更新し、米国宛ての郵便物に大幅な遅延が生じていることを明らかにした。
世界的な航空便の減便・運休により航空貨物輸送の供給量が不足していることから、航空機への搭載に2週間以上の期間を要することが見込まれる。
また、国際郵便物の引受けを一時停止する国と地域は、1日発表時点から7か国増えて160か国・地域に拡大。オーストラリアや北欧3か国宛ての国際スピード郵便(EMS)などが引受停止となる。対象地域宛ての郵便物のうち、発送できないものについては、差出人に返送する。
万国郵便連合(UPU)が発表している各国の郵便稼働状況によると、3月下旬時点では「非対面配達の方法をとる」が目立ったが、現在は多くの国で「遅延が生じる」状態となっている。
■国際郵便物の一時引受停止国・地域(日本郵便9日発表)
■各国・地域の郵便物の取扱状況(日本郵便9日発表)