プロロジス、八千代市でマルチ型2棟27.3万m2開発

2020年4月9日 (木)

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拠点・施設プロロジス（東京都千代田区）は9日、千葉県八千代市でマルチテナント型物流施設2棟からなる「プロロジスパーク八千代」の開発に着手する、と発表した。

▲（右奥）プロロジスパーク八千代1（左）プロロジスパーク八千代2（完成予想図）

同施設の開発予定地は、首都圏物流の大動脈である国道16号から2キロと近く、東京都市圏と関東広域への配送に最適な立地。自動車20分圏内には20万人が居住し、京成電鉄本線「勝田台駅」と東葉高速鉄道「東葉勝田台駅」からはバスで15分と、従業員雇用でも有利といえる。また、開発地区内には、バスの操車場、商業施設、給食センターの建設が予定されており、バスの増便による通勤利便性向上が期待できる。

▲「プロロジスパーク八千代1」予想図

2021年4月に着工、22年9月の竣工を目指す1棟目の「プロロジスパーク八千代1」は、延床面積15万9700平方メートルの地上5階建てとする予定で、上り下り専用のトラック導線を確保する「ダブルランプウェイ」を採用することで、各階のトラックバースに45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能。トラックバースの間口は11メートルスパンとし、4トントラックが1スパンに3台着車できるようにするほか、1階倉庫には両面バースを採用し、入居企業の多様なニーズに応えられる仕様とする。ワンフロアの賃貸面積は、基準階で2万6000平方メートル、1階で2万8000平方メートルを予定している。

また、開発地区はハザードマップで液状化や浸水の想定外地域で、地盤も強固であることから、防災面も優れる。当初ニュータウンの開発を予定した住宅用途だったが、住民自治会からの提案で地区計画の策定し、産業用途への変更が行われたという。