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住友倉庫、EC関連の陸上輸送が売上をけん引

2020年5月12日 (火)

財務・人事住友倉庫が12日に発表した2020年3月期の連結決算によると、EC関連輸送を取り扱う陸上輸送部門が9.3%の増収となったことで、全体の売上高は前期比3%増の1917億2100万円となった。この増収効果に加え、海運事業の採算を改善したことで、営業利益は前期比26.2%増の111億100万円で着地した。

倉庫部門は、生活関連貨物や情報記録媒体の取り扱いが堅調に推移して1.5%の増収。国際輸送部門も一貫輸送の取り扱いが増加したことから、3.3%の増収となった。

今期は、埼玉県羽生市で情報記録媒体の専用倉庫、神戸市のポートアイランドで新倉庫を稼働させるため、不動産取得税などの一時費用が発生するほか、国内で新型コロナウイルスの影響が第2四半期まで継続することを想定し、通期で売上高1780億円(7.2%減)、営業利益85億円(23.4%減)、経常利益106億円(22%減)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/通期 [前年同期比]20/3/3Q [前年同期比]20/3/中間 [前年同期比]20/3/1Q [前年同期比]
売上高191,721 [3%]143,565 [2.9%]95,231 [5.8%]47,135 [6.9%]
営業利益11,101 [26.2%]8,473 [29.3%]5,551 [40.8%]2,631 [38.3%]
最終利益8,951 [29.5%]6,932 [72.3%]4,302 [152.6%]2,490 [12%]
売上高営業利益率5.8%5.9%5.8%5.6%