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ボーイング、米空軍とF-15戦闘機のPBL契約

2012年9月5日 (水)

産業・一般米ボーイング社はこのほど、米空軍が運用するF-15戦闘機の機械走査式レーダー、アクティブ電子走査式アレイ(AESA)レーダーのPBL(パフォーマンス・ベースド・ロジスティクス)契約を締結した。契約額は8500万ドルで、これまで締結していた3件のロジスティックスサポート契約を包括して1件にしたもの。

 

PBL契約は、顧客の要求するレベルに合わせて機体、システム、部品・コンポーネントを必要な時に提供する高度なロジスティクスサービスで、米空軍は任務遂行能力の割合を高めながら、ライフサイクルコストを低減することが可能となる。

 

今回のF-15PBL契約で、ボーイングは自社のコントラクター・ロジスティクス・サポートチームを割り当てられた米空軍の航空団の中に送り込んでサービスを提供する。これらのロジスティクス専門チームは、現役の軍関係者とも見なされており、世界各地での展開が可能だという。

 

AESAレーダーは、あらゆる方向に存在する複数の目標を探知・追尾することができ、電波妨害機能も備えている。このレーダーで、操縦士の状況認識力は大幅に向上し、機上でのワークロードを軽減しながら生存率を高める。