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プロロジス、神奈川県座間市に大型物流施設竣工

2012年9月5日 (水)
プロロジスパーク座間1(右)と座間2(左)

プロロジスパーク座間1(右)と座間2(左)

ロジスティクスプロロジスは5日、マルチテナント型(複数企業向け)物流施設「プロロジスパーク座間2」を竣工した、と発表した。同施設にはマガシークなど3社の入居が決まっており、開設時点の稼働率は60%となる。

 

プロロジスパーク座間2は、神奈川県座間市広野台のマルチテナント型施設「プロロジスパーク座間1」(100%稼働中)と一体開発された物流施設で、2棟の総敷地面積は11万平方メートル、総延床面積は25万5000平方メートルと、全国でも最大級の物流施設開発となった。

 

国道246号線から2キロメートル、東名高速横浜町田IC、国道16号線、今後開通する圏央道圏央厚木IC(仮称)から5キロメートル、東名高速厚木ICから10キロメートル弱の場所に位置している。

 

東日本・西日本両方へのアクセスに優れ、神奈川県の中央部に位置することから、県内向け物流の集約拠点としても恵まれた立地となっている。

 

「座間2」単体の敷地面積は4万9821平方メートル、延床面積は11万6103平方メートルで、地上5階建。40フィートコンテナトレーラーが各階へ直接乗り入れ可能な大型ランプウェイを2基(上り・下り各専用)、合わせて155台分のトラックバース、屋上と地上を合わせて320台分の乗用車用駐車場を備えている。

 

ワンフロア2万平方メートルの大規模な倉庫スペースを備え、効率的な物流オペレーションが可能。倉庫内は入居企業のニーズに合わせて、ワンフロアで3分割まで可能な設計となっている。

 

同施設は東日本大震災後に着手した初のマルチテナント型施設の開発で、大規模地震などの災害発生時の建物の被害を最小限とし、被災後の早急な業務再開に寄与することでカスタマーの事業継続性を確保できるよう配慮。

 

プロロジスが特許を取得している杭頭免震構造の採用により、大地震の際にも庫内の荷物、従業員の安全を確保する。また、緊急地震速報システムを導入し、大地震発生前の安全確保にも寄与するほか、災害用発電機を常設、停電時に自動で電力を供給できるようにした。防災センター機能の維持や入居カスタマーの施設内での復旧活動支援にも役立てることができる。

 

さらに、地下水浄化システムの導入により、日頃から生活用水として地下水を活用し、災害による断水・停電時には災害用発電機から地下水浄化システムに電力を供給することで生活用水の供給が可能。防災センターには衛星電話を常設し、災害時に外部との通信を維持する。災害後の施設運営、カスタマーの事業継続を全面的にバックアップする体制を整備した。

 

停電時は施設屋根に設置した太陽光発電設備の発電電力の利用が可能で、庫内照明の点滅区分の細分化や事務所スペースや廊下などの共用部へのLED照明の全面的な採用など、新たな取り組みも取り入れた。

 

太陽光発電設備は「座間1」と同様に、発電出力1メガワットの大規模なシステムを導入する計画で、竣工と同時に「CASBEE-新築」Sランク認証も取得した。

 

■プロロジスパーク座間2の概要
名称:プロロジスパーク座間2
所在地:神奈川県座間市広野台2丁目10-8
敷地面積:4万9821平方メートル(1万5070坪)
延床面積:11万6103平方メートル(3万5121坪)
構造:柱=PC造梁鉄骨造、地上5階建、免震構造
着工:2011年6月
竣工:2012年8月末

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